6月第三日曜日は父の日
アメリカ合衆国で母の日がはじまった1908年の翌年、ジョン・ブルース・ドット夫人が男手1つで育ててくれた亡き父を讃え「母の日があるのなら、父の日も必要です。父の日を作ってください!」と嘆願したのがきっかけとなり、1972年にアメリカで6月第三日曜日を「父の日」として認定されたと言われています。しかし、母の日とは違い「父の日」は公認されるまでに約60年もの年月がかりました。現在では“父親を尊敬し、称え祝う日”として世界的に広がりましたが、長い歴史の中には、様々なエピソードがあったようです。
メインカラーが黄色のワケ
古来のイギリスでは、「黄色」は身を守る色とされていました。その説が、移民とともにアメリカに渡り「愛する人の無事を願う」として戦地へ向かう男性を思い、イエローリボンを庭に結ぶようになったことが起源とされています。
日本でも日本ファーザーズ・デイ委員会が黄色のリボンをテーマとしていることから父の日のメインカラーが黄色に定着したそうです。
父の日に贈る花
母の日にはカーネーションを贈ることが定着していますが、父の日に贈る花は何でしょうか。 諸説ありますので、その一部をご紹介いたします。
ヒマワリ
黄色いヒマワリは父の日に贈られる花として人気があります。6月は初夏ともあり、日差しが強くなる季節です。そんな中、シャンと大きく花を咲かせるヒマワリは、まさに父親の象徴のようなイメージです。さらに6月はヒマワリが最もきれいに咲く時期ですので、品質的にも最高のものを贈ることができます。
バラ
ヒマワリと並んで父の日の定番の花の一つです。中でも、黄色のバラは父の日のテーマカラーであるため、人気も高いようです。束にしても、一輪でも美しい花ですので、父の日に贈る花としては、とても良いとされています。
百合
香りの強い花ですが、香りに強く優しく包まれるイメージがまるで、父親の愛情のようであることから、父の日の花としてあげられています。
さらに花言葉には「威厳」という言葉があり、家庭を守るお父さんのイメージにぴったりです。
ラン
花の中でも、高級な花として有名な花ですので、贈る時には相手に「尊敬」の気持ちを表すことができます。花言葉は「幸福が飛んでくる」という意味があり、自分を育ててくれたお父さんに幸せになってほしいという気持ちを込めて、贈ることも多いようです。
その他のおすすめ
鉢物の観葉植物もおすすめです。町の都市化が進む近年では、癒し効果・インテリアとして好まれています。現代の日本社会で頑張っているお父さんを緑のある空間で癒してあげてはいかがでしょうか。
最近のプレゼント事情
父の日のプレゼントと言えば、「お酒」「高級食材」などお父さんの好きなものを贈ることが多いようですが、最近は「いつまでも、元気で長生きしてほしい」という思いから、「ダイエットグッズ」や「体重計」などを贈る人も増えているようです。 確かに、現代のお父さん方は、忙しい毎日を送っている方も多く、体脂肪やストレスなど、生活習慣病に悩む方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、優しい香りでリラックス効果があり、目で見て癒される花束などのプレゼントが、頑張るお父さんにピッタリなプレゼントなのかもしれません。
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