初盆・新盆
人が亡くなってから初めて迎えるお盆を「初盆(はつぼん)」「新盆(にいぼん・しんぼん・あらぼん)」と呼び、特に厚く供養する風習があります。
故人となって初めての里帰りです。故人の好きそうな色や雰囲気のお花に気持ちを託し、故人が寂しくならないような新盆で迎えてあげてはいかがでしょうか。
新盆では、白や紫の花も人気がありますが、色のあるお花も取り入れて、故人を明るくお迎えするのもいいかもしれません。
お盆のお供え花
やはり静かな白やクリーム系の白を基調としたお悔やみ用の花かごや花束、お供え花が定番です。
お子様や女性などには淡色の花でまとめたお供え花を選ぶ方も多いようです。
お届け先の事情が分からない場合などは、白を基調としたお花を選ぶのが無難です。
お花を贈る際に気をつけること
先方も準備などで忙しくされていることがありますので、届け時間は何事の開始時間より早めが安全です。
また、できればあらかじめ連絡をして、遺族の意向を確かめて、ご希望に沿ったお花を贈ることをお勧めします。
迎え火、送り火って何?
盆の入り(13日)の夕方、家の前で火を焚き祖先の霊を迎えます。これを迎え火と呼びます。
対して、送り火は盆明け(16日)の夕方、火を焚いて迎えた祖先の霊をお墓に帰すことを言います。盆送り、送り盆などとも呼ばれます。
送り火の一種として歌でも有名な精霊流しがあります。
キュウリとナスは何?
キュウリとナスに割り箸をさしたものをお盆のときに見たことはありませんか?
このキュウリとナスは、精霊馬(しょうりょううま)と呼ばれ、馬と牛に見立てたものです。キュウリは馬の例えです。お盆のときに少しでも早く迎えられるようにとの願いを表現しています。
ナスは牛の例えです。お盆が終わって帰るときはのんびりと、そういう思いがこめられています。
一説には、精霊がキュウリの馬に乗り、牛には荷物を載せて楽に帰れるようにという意味がこめられているとも言われています。
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