日本のお正月
お正月は、その年の豊穣を司る年神様をお迎えし祝う行事として、日本で最も古くから存在する行事と言われています。
元々は夏の「お盆」と同じく先祖を祀る行事でしたが、仏教が浸透しお盆は仏教行事の盂蘭盆(うらぼんえ)と習合して先祖供養の行事となり、対するお正月は年神様を迎えてその年の豊作を祈る「神祭り」となったそうです。
お正月に飾る門松やしめ飾り、鏡餅などには、年神様を歓迎する意味が込められているそうです。
お正月といえば、以前は家族団らんでのんびり過ごすのが一般的でしたが、近年では一種のお祭りととらえ、仲間同士で集まったり、元旦から初売りや福袋を買いに行くという賑やかなイベントになってきているようですね。
お正月のギフト花も、最近では蘭や洋花を使った新しいお正月スタイルのアレンジメントが人気のようです。
お正月のおもてなし
お正月は、お世話になった方や大切な方へ、昨年の感謝の気持ちと、新年の変わらぬお付き合いを伝える日でもあります。お部屋や玄関などに花を飾り、お客様をお迎えすることはもちろん、お年始代わりにお花をお贈りする風習も最近は、増えてきたようです。
お正月に似合う花
松・竹・梅
古来より縁起の良いと言われる花。松や竹は冬でも緑を保ち、梅は冬に花を咲かせることから、長寿・健康の象徴とされていると言われています。
南天・千両・万両
南天は「難を転じる」という言葉から、縁起が良いとされているそうです。千両と万両は名前から「お金」を連想させますが、一本の枝からたくさんの実がなる様子が「お金が増える」という様子を連想させ、「商売繁盛」の縁起物とされています。
門松の由来
古くは平安時代からの風習で、新年に、長寿を表す縁起のよい木とされ松を家に飾ったそうです。そして、江戸時代には、お正月に降りてくる年神様を導くための道しるべとして、門松を飾るようになったそうです。
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